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2. 職務経歴書

職務履歴書は、あなたの仕事の実務能力や経験、スキルや強みを伝える書類です。内定への第一関門突破を目指して、わかりやすさを心がけましょう。

(1) 書き方のポイント

point 1 採用担当者の読みやすさを重視

PCで、A4サイズの書式で作成しましょう。枚数は2~3枚までが目安です。
業界用語・専門用語・社内用語を一般的な用語に変更しましょう。

point 2 フォントを統一

すべての文字は、日本で一般的なフォント(ゴシック、明朝)で統一します。サイズ・線の太さについては、氏名やタイトル、強調すべきポイントなどで変化をつけましょう。文字の大きさは10.5程度が見やすくて良いでしょう。

point 3 書式スタイルの使い分け

経験やスキルによって書式(編年式・逆編年式・キャリア別)を使い分けましょう。

point 4 アピールポイントを明確に

アピールポイントと実績は、応募したい企業・ポジションにマッチする自分の強みを記載しましょう。

(2) 基本の書き方

① 日付、名前、ページ数
  • 必ず記入し、日付は応募日の1カ月以内にします。
② 職務要約・概要
  • アピールできる経験や過去の経験を3~5行程度にまとめます。
③ 得意分野・スキル
  • SEや技術職、管理職が長い方など特定の経験やスキルをアピールするため、職種別に記載する書式です。フリーランスの経験が長い方や幅広い職種を経験していて、応募職種に合わせて経験をアピールしたい方(例;1社目:総務、2社目:営業、3社目:事務、4社目:総務、5社目:営業など)にお勧めです。
④ 職歴
  • 期間をまとめて簡潔に書きましょう(現職中の場合は「20XX年X月X日~現在」と記入)。
  • 雇用形態(正社員、契約社員、派遣)をそれぞれ記入しましょう。
⑤ 職歴の概要(事業内容・売上高・資本金・従業員数)
  • 現職の会社概要を参考にするとよい良いでしょう。
  • 事業内容は1行以内でまとめましょう。
  • 売上高・資本金・従業員数は、上場企業であれば公開されているので記載しましょう。不明な場合は割愛も可です。
⑥ 職務の詳細
  • 即戦力となる業務経験は上段に明記しましょう。
  • マネジメントやリーダー経験がある場合は、規模や人数も記入しましょう。
  • 担当クライアントや関わった業界などの詳細があると、伝わりやすいです。
  • 営業実績や成果物がある場合は数値化し、下段の実績欄に明記しましょう。
  • インターン・アルバイトの経験もアピールしたい場合は、欄外に記入しましょう。
⑦ スキル(資格以外)

<PCスキル>

  • Excel(グラフ作成、ピボットテーブル、VLOOKUP、マクロ、関数などの経験や、作成文書の例など)
  • Word(作成文書の例をあげる)
  • PowerPoint(プレゼン資料作成の経験があれば)
  • その他(Access、SAP、勘定奉行)など

<プログラミングスキル>

  • 開発環境(言語、OS、データベース)
⑧ 資格・語学

<資格>

  • 応募企業で活かせる資格があれば記入

<語学力>

  • 習得言語とレベル、実務経験(TOEICなどのスコアがあれば明記)
    例:英語ビジネスレベル(クライアントとの商談や海外とのコレポン対応が可能)
⑨ 自己PR

必要とされている経験やスキル、人物像をアピールするポイントを1、2つ選び、それぞれ3~4行程度でまとめます。

見出し例/「〇〇力」、「△△の経験」、「××スキル」など
本文例/私は〇〇が得意で、なぜなら△△で、××だからです。
※「課題」→「考察」→「解決方法」→「成果」の順で、具体的なエピソードや考え方を書きましょう。

(3) 書式別の特徴とお勧めスタイル

① 編年体

時系列を追って、古い職歴から順番に記載する書式です。日本の人事に好まれやすい基本の書式で、履歴書と同じ時系列で見やすいです。同じ職種のキャリアが長い方や、経験社数が少ない方にお勧めです。

② 逆編年体

職歴を新しい順番に記載し、さかのぼって書く書式です。英文履歴書は逆編年体で書くことが多く、外資系企業が好みます。ITエンジニアなど最新の仕事内容・スキルを特にアピールしたい方やプロジェクト単位での就労者にお勧めです。

③ キャリア式

アピールしたいポイントを3つ程選び、箇条書きで簡潔に記載しましょう。

(4) フォーマットとサンプルのダウンロード

フォーマット、サンプルがダウンロードできます。

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